
チケット
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※収容台数に限りがありますので、できるだけ公共の交通機関をご利用ください。
※近隣に駐車場はありませんので、入庫できない場合に駐車するスペースは一切ありません。
そもさん・・世界中のすべてのからくりが暴かれたあとに、ただ一つだけ残る謎は何?(答は文末までお楽しみに)。
さて、この世には星の数ほど、恋や恋物語があります。小説でもテレビでも、果てはあなたもわたしもと恋は毎日花盛り。でもこの「サロメ」ほど純粋で謎めいて、それでいて誰もが不思議な親近感をおぼえる恋物語はないでしょう。
永遠の命を持つしなやかな古典「サロメ」。その舞台を日本に置き換えたのが「紗絽姫古鏡恋之闇舞」。
江戸時代の終わり、常陸国地富藩の姫、紗絽姫はひょんなことからとらわれの僧、世哉と出会います。彼は人々を惑わす預言をするとして、地富の藩主、姫の義父の命令で鐘の中に閉じこめられてしまいました。やつれた上貧しい身なりその姿はただただ異様・・、でも姫は一目で彼を愛してしまいます。彼の豊な声、高雅な物腰、深い知恵・・今まで見たこともない男。姫の恋は瞬く間に手がつけられないほど燃え上がっていきました。
しかし男は真の聖者であり、女性である姫に心を傾けない。姫は知恵を尽くし、清らかな身体さえ投げ出して愛を乞いますが、彼の耳に、その可愛らしくも悲しい声は届きません。激しい愛と絶望の坩堝の中、姫の決心が固まります。今夜、世哉を抱く。たとえ彼を殺しても・・。
禍々しい月の夜、姫の計略は、誇り高い母親沙羅、義理の父であり、姫に邪な思いを寄せるナラズ者の安貞、そして藩の運命をも巻き込んで動き出したのです。
文頭のなぞなぞですが・・・せっぱ、答えは、恋心。人間の身体には、きれいにひとつずつ、決してとけない謎が埋め込まれているのです。
(半澤 寧子)